ディスグラフィア・LD~書けない書字障害~
ディスグラフィアを疑い始めたキッカケ
行動療法の検査の時に
お題に出された図形を書き写すという
課題があったらしい。
(子供だけで検査をするので、母は結果だけを聴く)
結論から言うと
目の前の図形を書き写すことが
あまり出来ていなかった。
なんとなくそれっぽい形には
なっていたのだけれど・・・。
なぜこの検査(課題)をしたのか
- 漢字が書けない
- 字が汚い
- (手先が不器用)
そう伝えていたら
この検査(課題)をやることになった。
検査後に伝えられたこと
- 通常のやり方では難しいです
- 何度も書いて覚えるという方法では書けるようにはなりません
- マーカー・蛍光ペンを使うなどして認識しやすさを工夫する
- 漢字の成り立ちなどから文字を理解するほうが覚えやすい
書いて覚える昭和式では覚えられない
文字を覚えるというと
何十回も書いて覚えるという方法だった。
昭和の子供の書き取りの漢字書き取り。
今でもその方法もあるけれど
それは彼には向かないらしい。
その後にわかったこと
左の図形を右に書き写すことが
彼には出来ない。
だから
学校の黒板をノートに写すことも
すごく難しい。
(聞いて初めて知った)
実際には診断が下りてからになるけれど
学校とも相談して
何らかの対策をしないとと思っている。
もちろん家庭で出来ることもする。
「書く」力に困難をもつ子どもへの手立て
<文字を書くことが苦手な子とは…>
- 板書などの写し書きができない。
- 読みにくい字を書く。
- マス目からはみ出してしまう。
- 鏡文字を書く。
- 特殊音節(拗音、撥音など)の表記を間違う。
- 独特の筆順で書いてしまう。
- 当て字など、間違えた字を書いてしまう。
<背景として考えられること>○ 位置関係をつかむことに弱さをもっている
- 文字の形がとらえられない。
- 視写する部分がどこかわからない。
○ 細部への不注意
- 漢字の細部を間違える。
他に、
- 聞いた言葉を文字に置き換えられない。
- 筆記用具の持ち方が適切でない。
などといった課題が見られることがある。
<支援へのヒント>
- 文章や文字を薄く書いたものをなぞる練習をする。
- マス目を大きくする。
- 写すところを目立つようにする。
- 文字の書き始めや筆順などに番号やマークをつける。
- 漢字をへんやつくりに分けて、漢字のつくりを意識させる。
- ひらがなが書けない場合、漢字から指導を始めることも試してみる。
- 書く文章を声に出しながら書かせる。
今出来ることは何だろう??
いざやろう!と思っても
「どうやるのが最適か」が
よくわからない。